ムクドリをねぐら追い払うための対策

生態

ムクドリ

ムクドリの体長は約24cmほどで、分布は日本全国に及びます。雑食性で木の実、昆虫、果実を好んで食べます。繁殖期は春先から初夏にかけてで、腐った木の隙間や人家の雨戸の戸袋などに巣を作ります。飛ぶ姿は戦闘機のようで、多くの外虫を捕食することから、以前は益鳥とされてきました。繁殖期は巣でねますが、ひなが巣立つと親子ともに集まって群れを形成するようになります。春先は小さな集団のねぐらが散在していますが、夏から秋にかけて統合され、規模が拡大し、最大で数千羽にもなることがあります。

ねぐら

街路樹に飛来するムクドリ
電線に飛来するムクドリ

元々ムクドリは人家の近くの竹やぶ等をねぐらにしていましたが、近年適切なねぐらの環境が少なくなったことにより市街地に集まるようになりました。特に駅前付近の街路樹等は人が多く、明るい場所は天敵からも守られることもあり、ムクドリにとって格好のねぐらとなっています。特にねぐらとして多く見られるのはケヤキやクスノキですが、基本的に止まれる場所であれば電線でもその他の低木でもねぐらにします。ねぐらの稀な場所としてはビルの壁やゴルフ場のネット等もねぐらにすることがあります。

ムクドリの集団ねぐらに困ったら

私有地の場合

自宅の庭にある木にムクドリが集団で飛来した場合は基本的には自分で追い払うしかありません。自治体が追い払い装置を貸し出している場合もあるので、一度自治体に相談してみましょう。
それで解決できない場合は専門の業者に相談してください。

公共の街路樹や電線の場合

公共の街路樹や施設等に飛来した場合はその場所を管轄する自治体へ相談しましょう。自治体の窓口に連絡して管轄を聞けば教えてくれます。自治体の対応としては街路樹の剪定や追い払いの装置を貸し出してくれるケースもあります。電線の場合は電力会社での対策となります。電力会社へは自治体から依頼していただけるケースがほとんどですが、直接電力会社へ相談してみる方が対応が早い場合もあります。ただし一時的な対策がほとんどなので、恒久的な対策を望む場合は専門業者に依頼するのがよいと思います。また自治体も相談に乗ってくれると思います。

ムクドリを追い払うものとしては

  • ディストレスコールや拍子木、爆竹等の音を発するものや装置
  • LEDやレーザー等、光を使用する装置
  • 鷹で追い払う鷹匠
  • ネットやピン、フクロウの置物等の物理的に設置するもの

等があります。
光系の装置はムクドリの飛来時は効果がありますが、周りが暗くなってムクドリが寝てしまうと全く効果が無くなります。
物理的なものの設置は一定の効果を発揮する場合もありますが、一時的な効果しか得られず、ネットの上に止まったり、電線に設置したピンやワイヤーの上に集団で止まるムクドリをよく見かけます。
鷹や音での追い払いは1日追い払っただけでは翌日にムクドリは戻ってきます。追い払いには最低3日間連続で追い払う必要があります。その追い払いもまた周囲にムクドリがまったく見当たらない状態にしなければなりません。
鷹は飛ばせる回数が限られているため、3日連続でムクドリがまったくいない状態にすることはかなり困難です。音の関係についても慣れの問題や爆竹等では火を使用するので効率的ではありません。

アブコで販売しているBBスイーパーは、ムクドリに効果が高い効率的な高速パルス音をは発生させ効率的にムクドリをねぐらから追い払います。
また熟練の追い払い作業員による追い払いも請け負っています。以下をご確認ください。

ムクドリの被害

騒音被害

大規模な群れは数千羽にもなります。群れによる鳴き声はすさまじい音になります。特にムクドリは日の出前にねぐらから飛び立つため朝の貴重な時間の眠りを妨げます。

悪臭被害

ムクドリは動物性の餌を好んで食べるため糞が強い異臭を放ちます。ねぐらは駅前等の人が多く、明るい場所を好むため飲食店等も多く衛生的によくありません。

健康被害

ムクドリの糞は乾燥すると舞い上がり飛散します。糞を吸い込むと喘息やアレルギー等の健康被害を起こす場合があります。

集団ねぐら解消にはBBスイーパーが有効

ムクドリのねぐら解消するためにBBスイーパーは手軽で効果の高い装置です。ディストレスコールや爆竹、LEDやレーザーを使用しての追い払いも有効ですが、ディストレスコールはすぐに慣れが発生します。爆竹は効果的ですが、火を使用するため危険です。またかなり大きな音がするので住宅街のようなところでは使用できません。LEDやレーザーのような光を使用したものは、周囲が真っ暗になってムクドリが寝てしまうとまったく効果がなくなります。

BBスイーパーはムクドリに効果的な周波数の衝撃波を発生させることで簡単にムクドリを追い払うことができます。しかも乾電池で動作するため管理面で面倒な手間が不要で、音もディストレスコールや爆竹に比べて比較的静かな音で効果を発揮します。樹木等に設置してタイマーによりムクドリの飛来する時刻に自動的にパルス音を発生させる設置タイプと、ムクドリが飛来してきたときに手でもって人手で追い払うハンディタイプがあります。
また簡易的な装置としてスイーパーホーンも用意しております。

アブコではムクドリの追い払いを請け負っています

民家の木をたまにねぐらにするような場合はBBスイーパーで比較的簡単にねぐらを解消することができます。しかし駅前の街路樹に毎年大量のムクドリが飛来する場合は専門的な追い払いスキルが必要です。

そのような場所でもアブコでは熟練した作業員が追い払いを担当します。特に初日は徹底的にムクドリを追い払う必要があります。追い払ってと思っても近くに大きな集団でいる場合もあります。小さな集団で近くにいなくなるまで追い払うことが必要です。その見極めも重要な作業になります。アブコでは3日間でムクドリを完全に追い払います。(4日目には状況の確認を実施します)

ハンディ機を使用したムクドリの追い払い

追い払いのノウハウの伝授と保守サービス

毎年大量のムクドリが飛来するような場所でも、BBスイーパーをご購入いただいたお客様には、設置型については通年の保守サービスの実施(有償)させていただきます。ハンディ機の場合はムクドリの追い払いがどなたでも簡単にできるように追い払いのノウハウを伝授させていただきます(無償)

その場所に応じたご提案をさせていただきますので、まずはお問合せください。